ちょっと昼寝をしていまして、

となりの部屋で嫁が「たからもの」を整理しているようでした。

つまり想い出箱ですな。

ぼーっとしていると、

突如「星に願いを」のオルゴールの調べが聞こえてきました。

想い出箱の中からオルゴールが出てきたという、

あまりにベタなシュチュエーションに

不覚にも布団の中でうっとりとしてしまった橋本ですが、

東京ディズニーランドで買ったというそのオルゴールには

少し色あせたピノキヲのイラストが描かれており、

こどもの頃に見た夜の遊園地を想ひだしました。

とさ。

なんとなくポッカリと時間が空いたので、

土塊の裏庭に手を付け始めました。

まず、雨が降るとぬかるんで汚れる土をどうかしないといけません。

総レンガ張りが美しいのですが、どうせ自転車置き場なので、

レンガはアプローチのみにして、

あとは花壇スペースを大きめに残して砂利敷きですな。

レンガ張りだって、モルタルとか砂とか敷くのは省略して

オーストラリアレンガを置いていくだけにしましょうか。

どうせチマチマ手を入れるんですから。

本当ならば、イングリッシュガーデンみたな庭に憧れますが、

建売りのサイディングボード丸出しの苫屋にはどだい無理な話です。

シンプルに、ほどほどに、清潔感を残して・・・

こういうイメージの擦り合わせって、世間では妥協っていうんだろうか？

妥協が個性になりませんように・・・（いつも自分に言い聞かせている）

妹夫婦が岡山に引っ越す事になったり・・・

ヨータが小学生になったり・・・

変わらないのは自分だけのような気がして、

なんだか気分が上がらない。

ウクレレの弦をマーチンに張り替えた。

実家からサルベージしてきた今井美樹のアルバムを聴きながら仕事をしていたら、

「おっ！懐メロ聞いてんねー」と嫁。

まあ、確かに90年代のアルバムだけど、

今井美樹、もう懐メロか・・・

辛く、寂しかった自分の影は消えて、そこでは何も感じませんでした。

そして何も感じなかったという事実が、許しを得たような気がしたのです。

「もう京都はオレを許してくれたのだ」

いいえ、あの頃の自分を許したのは、

今の自分であったのに気がついて呆然としました。

京都は空が広くて、清々しくて、

許すも許さないもなく、そこで僕を待っていただけでした。

今回の「おやつ展」は自分のスイッチが切り替わった旅でした。

もう、胸がいっぱいで今は言葉にできないくらい。

みかんボーイズのみんな、ありがとう！