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ラフ画

昨日が仕事始めだった。

 

今月中はいくつかの仕事のラフをかなりの数描かなければならない。

概ね楽しい時間だが、苦痛を伴う事もある。

絵を漫画家の様にサラサラ描いている人を見ると「凄いなあ。」と素直に思う。

昔から僕にはそういった才能はないので、とにかく何度も何度も5Bの鉛筆で描き直してラフを完成させる。

たまに本当に描けなくて、描いては消してを繰り返して偶然を待つこともある。

そして意外と偶然はやって来るものだ。

 

言い訳じみているが、絵は時間を掛ければ良いというものでもないし、上手い絵は何も感じず詰まらなかったりもする。

僕の場合、「いい仕事をした」と思える絵は、後で見返すと他人が描いた様に感じる事が多い。

そうなると自分という存在は必要なのか?と思うのだが…