周辺光量落ち

この前やったイージーライダーの仕事のデザインが上がってきました。

なかなかいい感じに仕上がっていました。

 

そして最近よくやる技がありまして、それは「周辺光量落ち」というやつです。

ほら、橋本のHPのトップ絵もちょっとドリーミーでアンニュイ雰囲気でございましょ?

これね、周辺部の明度を若干下げているんです。

言うなれば、昔のレンズで撮影した写真みたいにね。

古いレンズって、周辺部が歪んだり、光の量が足りなくて暗くなっちゃう事があるんです。

ここら辺をどうにかしようと昔のベーレク博士とか、そういう偉い人たちがレンズの設計を頑張った訳です。

でも、そういう難ありレンズっていうのは、それはそれで味があって、独特の絵ができる。そんな雰囲気を簡単に出せるのが「周辺光量落ち処理」

ただ絵の周辺の選択範囲をボカして乗算で塗りつぶして濃度調整するだけなんだけど、それだけでどこか記憶の中のようなシーンになるので、やってみてちょ!

ただし、分かるか分からないかの微妙な所にしとくんだぜ。