明治の郵便事情

ガーシーの暗夜行路を読み返していると、当時の郵便事情に「あれ?」と思う事がありました。

主人公の時任が芸者遊びをするために、祖父からもらった商館時計と金鎖を処分するため骨董屋を呼びます。翌朝来い。というのを前日にハガキで知らせる。骨董屋は翌日の昼過ぎに来るのですが、「朝は雨が酷くて」という事で、ハガキは朝には着いている訳です。

いくら近場だとはいえ、この速さは現代では考えられません。速達だって怪しいもんだ。

当時郵便は相当な流通量だったんでしょうねえ。