さよなら所沢校舎

「日芸所沢校舎最後のイベントがあるらしいよ」

同級生のD社ディレクターから連絡が入りました。

日芸所沢校舎は平成と共に歩んだ30年の歴史に幕を下ろし、来年度から江古田に統合されるのです。

そらいかなあかん!と仕事を休みにして所沢校舎最後の姿を見に行って参りました。

(文芸卒の嫁は「あの頃は灰色だったのであんまり・・・」という事で僕だけ)

 

苔むして劣化して木ばかり大きくなった大学を歩いていると、もう色々な思いが込み上げてきて、今日は寂しくて体調が悪いというね。

それほど僕にとっての大学は、自分らしくいられて楽しかった場所です。一方で、この先俺の人生はどうなっていくのだろう??あそこでは、そんな事を悩んでいた事も思い出して、 尚更寂しくなってしまいました。

あの当時、色々な事が手探りで、知りたい事は何も分からずに、情報を仕入れるのにもセンスというものが必要でした。そして初心で鈍感な僕は全体的に空回りしていた様な気がします。

大学二年生の冬、3年次に江古田で授業を受ける事になる故・安西水丸も知りませんでした。座り込んだ廊下でタバコを吸いながら、友人のSが「安西水丸ってこんな絵だよ」と雑誌を見せてくれたのがそもそもの始まりだった様な気がします。

 

イラストレーター・・・

時代が変わってしまったけど、俺はあの頃の夢を叶えたのか?

素直にイエスと答えてあげたいのだけど・・・

そんな青春の孤独と希望があった所沢校舎。

これでお別れだね。さようなら。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    さく (月曜日, 24 12月 2018 15:33)

    はっしー、アップしてくれてありがとう。同じく、写真を見て切なくなりました。思い起こせば、いろんな思い出がよみがえります。懐かしい群の部室も…

  • #2

    はしもと (火曜日, 25 12月 2018 10:59)

    さく様
    もう一昔前になってしまいましたね。
    あの頃、早く彼女欲しかったな〜!
    なお、廃部してしまったワンゲルの部室は倉庫になっていて入れませんでした。群の部室に勝手に入ったけど、甘ったるい暖房の温度が懐かしかったです・・・