刑事と

昨日は警視庁勤務を終えた後輩の刑事と銀座で飲んできました。

酔も回ってきた頃、後ろの席でウェイトレスに難癖をつけはじめた中年の客に向けて、後輩が突然コルトを突きつけた時は流石にギョッとしましたが、銃をしまったと思いきや、片手で相手の右腕をへし折ったのには店内の客全員が唖然となりました。腕が折れる音って聞いたことありますか?イヤーな鈍い音なんです。

 

その後やっぱり救急車と警官隊が到着してしまいまして、ああでもないこうでもないと事情聴取されたのですっかり酔いも冷めてしまいましたが、後輩の刑事は裏の方で知り合いらしい警部とゴチャゴチャと話し込んでおり、結局二人は店を放り出されただけで済みました。

 

「橋本さん、次行きましょう。そやかて、ああいうのもみ消すんがあの人の仕事なんですよ。」彼は京都弁で事も無げに言います。

二軒目では全く酔えなかった恐ろしい送別会でした。ウソに決まってんだろ。