卵巣と卵管采はなぜ離れているのか?

小雪の妊娠力で思い出しましたが、僕はこの疑問にいつも興味があります。

女性でもあまり知らないのですが、卵巣と卵管は臓器的に離れています。熟成した卵子は、毎月交互に卵巣を破って排出され、(この時卵巣の壁を破るので排卵時出血というのがある)フワフワ漂い、手の様な卵管采が卵子を迎えに行ってキャッチします。そして細い卵管を通って卵子は子宮に向かうのです。(その途中で受精する訳ですね。)

 

例えば卵巣を片一方摘出してしまった場合、二本ある卵管は、月ごとに交互に手を伸ばして残った卵巣に卵子を拾いに行くのだそうです。こういった障害を考えた場合は危機回避の確率は上がると思うのですが、それにしても構造が複雑すぎる。こんな面倒くさい、失敗の確率が多いプロセスを踏まなくてはならないのはどうしてなんだろう?

うーん。

卵巣を独立した臓器にすることで、卵子の生育を外部の影響から守っているのかもしれないし、運という不確定要素をも淘汰の対象にしているのかもしれない。いや、もっと広大な人間存在に関わる裏があるのかもしれない。そもそも意味などないのかもしれない。でも面白いのでついつい考えてしまいます。皆さんはどう思われますか?