指差し確認

我が家の風呂はセミ・オートマチックです。

つまり、風呂をためるのはお台所の端末でスイッチ一つだけど、浴槽の栓は自分で閉めないといけない。世の中には掃除もしてくれるフル・オートマの風呂もあるらしいのですが、庶民の我が家にはそんなもの高嶺の花でございます。


さて、このセミ・オートマ風呂。実は困った点が一つありまして、それは浴槽の栓を閉め忘れてもお湯ためを続行してしまうのです。「あれ?風呂、まだたまらないかな?」と思う頃・・・


オフロノフタガアイテイマス。


と無機的なアナウンスが入るあの時の絶望感。自己嫌悪。後悔先に立たず。腹水盆に帰らず。

これはお湯がもったいないし、本当に時間の無駄。悔しいので、数回経験してからは、お風呂掃除担当の僕が、お湯はりの前に必ず栓を確認しに行く事にしました。(二階に風呂があるので面倒)

しかしミスを犯す事こそが人間の本質です。慣れという物は恐いもので、栓の確認に行って見てきたつもりでも、後になって確認した事自体を思い出せない。もしくは、昨日の記憶との混同という事態が発生しました。

これには自分でも愕然としまして、もうこれは指差し&声出し確認しかない!と結論付け、風呂掃除の後に、「風呂、閉栓、確認ヨシ!」と、出発前の鉄道員並に指差し確認を毎日行っております。

その甲斐あって、ここ一年半程は失敗なし。やはり後悔しない為には日々の努力と工夫が必要なんだなあ。と、セミオートマ風呂から学ぶ橋本です。