メダカのたまご

ヨータが生き物係に立候補したらしい。

自ら仕事量を増やそうと、(バカなやつと思うのは大人だけだ)

実家からメダカをもらってきました。

 

折り良く今はメダカの産卵の時期で、

母がいくらか卵を別水槽に確保しておいてくれたのですが、

このメダカの卵ってのがですね、

ホテイアオイの根っことかに沢山くっ付いているとですね、

「うほほ、まだ沢山取れるじゃん!」って、

お得気分満点になっちゃうんですね。

しかし、このお得感っていうのは、何処か後ろめたさが伴うのです。

命を弄んではイケマセン!的な刷り込みが作用するわけです。

別に弄んでいるわけではなくて、

あいつら放っておくと自分の卵食べちゃうし、

バカじゃねえあいつら。いや、そりゃ言い過ぎだべ。

まあいいや、そこんとこ省略。

 

とにかく、沢山取って別水槽に移すのは

どうも自然じゃないって感じるらしい。

でも沢山取れてお得。いや、命に得も損もないだろう!

でも、実際なんかお得じゃん・・・って無限ループに入り込んでしまって、

困った感じになってしまいます。

 

しかし、そこんとこうちの母は実にサッパリした人で、

「いいのよ別に、メダカなんて放っておけばすぐ死んじゃうんだから!」

みたいに、悪魔めいたホッとした事を言ってくれます。

僕は母のこういうドライな部分が結構好きで、

「超クール」って思います。

目の前にあるものしか信用しないわ。というタイプ。

罠にかかっても自分で足を食いちぎって抜け出す狐のようなタイプ。

市街戦で狙撃とかさせたらすごい成果を上げそうなタイプ。

しかも倒した敵兵の数をきちんとカウントして一人で楽しんでいる。

(あくまで想像だけど)

 

メダカの卵の処遇は気になるけど、不妊治療とかは自然なのかね?

 とか考え始めたら、やっぱ人間って勝手だとか面倒なので、

もういいや、沢山取れてお得だよ。

楽しいよ。

もう、そう決めた。

ヨータがんばれよ。