怒りの

嫁に「図書館行くけど何か借りてくる?」

と言われました。

(嫁は「図書館の隣に住みたい!」と言っていたぐらい読書好き)

 

忙しくて本なんて読んでいませんでしたが、

スタインベックの「怒りの葡萄」をリクエスト。

 

この本、僕は大好きなんですが、

嫁に言わせると、そんな貧乏と困難の連続読みたくない!と

ドフトエフスキーと共に却下されました。

無念!

 

怒りの葡萄は中学生の時に推薦図書になっていましたが、

こんなの中学生に読ませるべきかなあ?

 

読んでみれば分かりますが、

ラストが凄いんだよね。この小説は。

もう、これでもかってぐらい人生の困難が降り掛かる。

夫は逃げちゃうし、子供は死産だし、

食い止めようとした川は結局氾濫するし、コンテナは流されるし、

食べ物はないし、やっと行き着いた納屋で

瀕死の親子に出会って、食べ物がないからって

その父親に乳を含ませて母乳さえをも与える。

おお神よ!!

 

こりゃ読みたくないか。