飽きたもん勝ち

ソファーでヨータが「裂けるチーズ」を食べていました。

あれ、ちみちみ細ーく裂いて食べると美味しいですね。

ところが、あんまり細くちみちみちみちみちみちみ食べていると、

最後の方はもうあんまり美味しく感じられなくなってきて、

ダレてきて、太めに裂いて食べちゃったりします。

まことにもったいない事です。

???

いやいや、ちょっとまてよ。

ここにこそ、人の欲望をコントロールするメサッドがあると思うのです。

「あー!美味しいなあ!もっと食べたいなあ!」

子供は好きな物を美味しいからといってパクパク食べてしまって、

「もっと、もっと」と食べたがります。

確かに、美味しいと感じられる時に、

一度に食べてしまう満足感というものもあると思います。

ですが、僕はあえてここで提案したい。

「美味しい物はちみちみ食べて、最後に飽きたらこっちの勝ちだ」と。

だいたい人の欲望というのは、最後には必ず飽きが来るのです。

「あー、おいしかった」で終われば最高ですが、

そう上手くいかなそうな予感がする時もあるわけです。

そんな時、

「もっと食べたいなあ」という欲求不満を残すよりも、

「あーもう飽きるぐらいちみちみ食べてうんざりだよ」

という方が断然お得感が上な気がします。

分かって自分をごまかすわけです。

そんな人生の教えをヨータに伝えてみるのですが、

案の定、太めに裂いてパクパク食べています。