ビンテージのハットなどを買う事があります。
古いので大概のハットは潰れて型崩れしています。ですが、フェルトハットはスチームを当ててやると見事に復活するので、僕はティファールのガーメントスチーマーでブシューッとやっては形をチマチマと整えています。
ところが、ブリムが全部上向きになってしまっている様なハットは、これが元々なのか、保管が悪くて前下がりが上がってしまったのかが分からない時があるのです。
そんな時は、スチームを当てながらハットの声を聞いてみる。
チマチマやっていると、無理のない自然なカーヴが少しずつ現れてくるものなのです。
でも今回のドイツ製のアンゴラハットは難しかった。
中折れの様にブリム後ろは強い反りがあり、前は下がり気味ではあるものの、外縁部が若干上向きに反り返っている様な形が良いみたいです。このブリム形状は珍しい。ホンブルグハットとかチロルハットに近いのかな?
最近では潰れているハットを見つけるとワクワクする位ですから、ほとんど病気です。
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