山高帽

今朝は外が一帯に凍っていた。

外気温は午前7時で0℃であった。

 

ところで。

最近山高帽を二つほど買った。

山高帽というと、チャップリンとか中原中也とか宮沢賢治などが被っているあれである。現代では被っている人は殆ど見かけないといっていい。

しかし最初に見つけた時、山高帽を手に取ってみると、これがすこぶる格好がいい。だから格好がいいから買っただけで、別段似合うとか似合わないとか、被るとか被らないとか関係がなく買ったのだが、買ってみるとやっぱり(家の中で)被ってみるわけで、被っていると段々似あって来る気がする。

それでついつい気に入って古着屋などをブラブラしていると、また見つける。しかも人気がないから格安で、まあ250円なら買ってみるか。と、今は家に4つもある。

しかし山高帽は元来ハードハットと言われる硬く仕上げた帽子であり、中にはフニャついた可愛い系のインチキ山高帽も沢山存在する。一応僕としては本式のハードハットのみを買い集めているので、今後そこまで急速には増殖しないと思われる。それにツバの広さはまちまちなれど、基本どれも保守一辺倒の同じようなデザインだから。

ところでY太の入学式の折に黒のスーツに山高帽を被ってみたらミュージシャンみたいで凄く似あっていたのだが、あんまり変人風なのも子供が可哀想なので止めておいた。

ここら辺の押しの弱さが僕の弱点だろう。