ビーバーフェルト

帽子に興味がある人はご存知かと思いますが、中折れ帽なんかは、高級品とされているのは、「兎」ラビットファーフェルトです。

これは遠目でも分かるし、触ってみれば柔らかさが羊毛とは全く違います。

でも、これ以上に高級とされているのがビーバーの毛でして、その柔らかさと保温性から昔は帽子にビーバーの毛が好んで使われました。

そしてビーバーは瞬く間にヨーロッパで狩り尽くされ、ハンター達が北米大陸へ渡って拠点基地を作り、ビーバーの大量輸出が始まりました。ちなみにその拠点こそがカナダ建国の礎です。

しかし遂にはそれも枯渇し、やがて帽子にシルクが使われるようになり、シルクハットが誕生したという訳なのです。

 

というウンチクが語りたいので、橋本はビーバーフェルトの帽子がどうしても欲しいのですが、どこかの古着屋でタグが剥がれたボロいビーバーハットが1500円とかで売っていないかなあ?と夢想しております。だって、初見で「これビーバー」って分かる人ほとんどいないでしょうからね。

かく言う僕も全く分からん。

でもすんごくソフトらしいよ。