昭和の終わり頃まで、僕らの小学校では「手シーソー」と呼ばれていた遊具がありました。
二人でぶら下がってやるシーソーみたいな・・・
これがなかなかのスリルで、休み時間になると我先に走って行ってキープするぐらい高学年には大人気でした。(5年生以上しか使用を許可されていなかった)
でもやっぱ危険なんですよ。怪我人続出で、転落、骨折、流血などは日常茶飯事。伝説では挟んで指無くした奴がいたとか。
色々な技もあって、ぐーっと下に降りてきたらレバーを下限まで力一杯叩きつけて、地面でくるっと一回転。上がってきたレバーをさっと掴み、そのまま上昇。これが「世界一周」
スカート姿の可憐な女子がやると様になってかっこよかった。
でも結局誰かが大怪我をしたとかで、「手シーソー」は知らぬ間に撤去されてしまいました。
地面から空中に舞い上がる時の遠心力と高度感は今思い出してもワクワクします。よくもまあ怪我しなかったもんだと思いますが、運がよかっただけでしょう。
大人しくて引っ込み思案だと思っていた少年時代の僕ですが、一通りの事はやっていた模様です。
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