普通の人の老後2回分

イラストレーターは自由が効く職業なので、仕事で「超忙しい時」といってもたかが知れています。(と、思います。)

だから僕は毎日が日曜日と言っても過言ではない。

その代わり、フリーイラストなどの台頭で価値の大暴落が起きているので、イラスト料は安いし、それも年々下がり続けている。このままでは遠からず終焉を迎えるかもしれない。という危機感は常にある。

それに(僕の場合ですが)家事を大概こなしているので、それに割かれる時間も多い。

今日だって終業式なので、子供たち二人に昼ごはんを作らないといけないし、母の介護で午後は出かけないといけない。だから午前中に掃除洗濯を済ませて、仕事を仕上げてメールで送って、さっきは沢山もらったネギを小口切りにしてタッパに詰めたりしている。非常にドメスティックでかっこ悪い。

 

でも、まあ、嫌な上司もいないし、サザエさんシンドロームもない。やっぱり毎日が日曜日とも言える。

だから、いくら所得が低くても、普通の人の老後の2回分ぐらいは既に自由時間を満喫しているという自信はある。

そしてこの「既に」というのが重要で、例えこの先イラストレーター生命が潰えたとしても、まあ、仕方ないか。と諦めと踏ん切りがつくのではないかと思っている。

 

 

イラスト料が今の倍になればそれこそ何も文句はないのだけど、少しぐらいの不幸は甘んじて受け入れないといけないのかな。なんせ毎日が日曜日なんだから。