樽酒。
送り主は京都にある有名な真言宗のお寺のお坊さんの奥様です。
その経緯はこうです。
ある方が、家族のために北野天満宮で買った合格祈願のお守りを無くされた。ひょっとしたらその後に行ったお寺で落としたかもしれない。そんな問い合わせの電話をそのお坊さんが受けました。
しかし届け出はありません。
お坊さんは何となく散歩がてら天満宮まで散歩して、同じお守りを買って何も言わずその方にお送りしました。
その後、なんとそのお守りは無くしておらず、見つかったのです。
お坊さんの無言の気遣いに気付き感激した相手の方は、お守りの代金と共に地元の樽酒を送ってくれました。ただしお坊さんは下戸。それに自分の勝手でした事だとお断りしたにもかかわらず・・・だったら同封したお金で誰かお酒の好きな方にお送り下さい。余ったお金は賽銭箱へでも投げ込んでくれればいいと。
困ったお坊さんは奥様に一任し、その時にふとうちの嫁の顔が浮かんだというのです。
また、我が家に届いたのが折しもY太の合否発表&誕生日会の日でして、合格祈願のお守りを無くされた所から始まったこのお話の顛末が合格で終わるという、なんという輪の閉じ方。
それもこれも皆、嫁の友人のご主人であるお坊様の徳のなせる技でして、皆が幸せになる行いをできるという事に夫婦で深く感銘を受けました。
そんな徳の高いお酒がうちに来るなんて、どういう事なのか全く理解不能ですが、ひょっとしてこれは弘法大師の御業ではないかと真言宗のお寺にお百度を踏んでいる橋本は思っておるわけです。おんばさらたらまきりく。
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