夢二式美人

今日は久しぶりにカンボを連れて大きな公園へ出かけました。

周りにいるパパママは大体が僕より一回り若い方ばかりで、ぼんやりとベンチに座ってその姿を眺めていたのですが、中にこれはと思う夢二式美人がいらっしゃいました。

現代では取り立てて美人というカテゴリーに入らないかもしれませんが、小柄で色が白く、豊かな毛量があり、くったりと煮崩れたような姿勢が如何にも薄幸そう。和服を着せたら完璧だと思われました。

この「薄幸」という言葉でしか表せない良質さというのが曲者でして、この件に関して僕はよく嫁になじられます。嫁は全然幸薄そうではないのでね。

昔の美人はもう少し微妙だったのですよ。