イソッピーなマイクロプラスティック問題

最近マイクロプラスティックの事を考えると眠れない橋本です。

ちょっと前まではプラごみの海洋汚染といえばペットボトルやレジ袋、漁網など大型のゴミを想像しましたが、昨今ではその大型のプラごみが紫外線分解され、大量のプラ片になって海を汚しているという事実が広く認知されています。

 

目に見えないほど小さくなったプラ片は、海洋上でプランクトンが餌と間違え食べ、小魚が食べ、大型魚や鳥が食べ、人が食べ・・・と、自分たちが出したゴミが自分たちの口に入って来ているというこの皮肉な展開。

現在、北極圏の雪からも、ピレネー山脈の土からも、東京湾のカタクチイワシからも、そして人体からも続々とマイクロプラスティックが検出されておるのです。

原発と一緒で、ここまで来ちゃったら将来的にもう破滅しかないのですが、でも、それを少しでも遅らせるために、自分にできる事ってなんだろう?そんな事を夜中に考えちゃうわけです。

 

海の波のシステムがマイクロプラスティックを生み出すのに最適に作用していたり、かつて垂れ流していた有毒物質をマイクロプラスティックが効率良く吸着する特性があったり、そしてそれが最終的に人間の口に入る様な構造になっている辺り、本当にもうイソップ童話としか言い様がないですこれは。