安っぽさの分水嶺

昨日はカンボと一緒に鯉のぼりと甲冑を出しました。

元々この五月人形は僕が生まれた時に祖父から贈られた物で、Y太が京都で生まれた時に実家からもらってきた物です。

上下フルセットの大きな甲冑で、オプションを全部出せば相当豪華なお品です。でも面倒だし傷んでいる物もあるので、甲冑、太刀、弓矢、金屏風だけ出す事にしています。

ただいくら立派とはいえ、昭和の人形なので安っぽさは否めません。今までは安っぽいなあと思いながら飾っていましたが、どういうことか最近安っぽさが味に感じ始め、年々貫禄を感じる様になってきました。

骨董市などで見かける五月人形も安っぽいなりに味わいがあって、なかなかいいなあ。と思いますし、時代を経ると当時の安っぽさが今の安っぽさではなくなってくるんだと思います。44年を経て令和を迎え、とうとう安っぽさの分水嶺を越えたか・・・

そしてこのまま受け継がれていくのかなあ・・・?