床屋

橋本家親子三代に渡って髪を切ってもらっていた、実家の斜向かいにある床屋のご主人が先日亡くなられ、お通夜に参列して参りました。

「俺も40を越えたし、男はやっぱり床屋だよな。久しぶりに行ってみるか。」と思っていた矢先の事だったので、とても残念でした。

昔は子供が沢山いて、向かいの床屋も日曜日となると子供達が並んでいたのを思い出します。昭和のいい時代でした。

 

そんな訳で、床屋ジプシーのY太と共に、近所の床屋に飛び込みで行ってみる事に。

そこはY太が通っている塾の真横にあり、外観からして昔ながらの理髪店。意を決して入ってみると、MG5が並びムード歌謡が流れるザ・昭和な床屋でありました。

人の良さそうな年配のご主人が「どうしますか?」というので、まずはY太がさっぱり目に切ってもらい、ついでなので僕も久々に床屋でカットをしてもらいました。

毛足の長いブラシで襟を払ってもらったり、前かがみの洗髪。顔そり。ヘアトニックの香り。全てが懐かしく、美容院では味わえないさっぱりとした気分になりました。

 

途中、ムード歌謡のCDをストップしたと思ったら(もっと聴きたかったのに・・・)大相撲のラジオ放送にチューン。ここら辺も抜かりなく昭和でございました。

 

カット中に「いやあ、旦那の髪質はいいですよ」とか「旦那は外国の人の血が入っているんじゃないですか?」なんて言われまして、旦那なんて言われていい気分。いいなあ、こういうの。

やっぱり床屋はいいですね。