ゴールデンウィーク中盤。
我が家のちっこい車に荷物を満載して家族でキャンプに行って参りました。
場所は奥多摩氷川キャンプ場。
しかしこれがまたゴールデンウィークでひどい混雑ぶり。こんなに混んでいるのは初めてかもしれません。
もうね、テント同士がギューギューに密接していて、これ、ここでキャンプする意味あんのか?って感じ。しかもうちのテント前の河原に子供達がわんさか集まって、川にガンガン投石しとるんですわ。こんなんじゃ落ち着いて茶も沸かせねえよ・・・
まあ、でも、久しぶりのキャンプですよ。
そう、そのキャンプなんですが、実は今回はっきりとした事がひとつありました。
それは、「ヨータはキャンプが好きではない」という事実。
いや、正確に言うと、「僕の考えているキャンプが好きではない」という事です。
キャンプを楽しみにしていたくせに、彼はとにかく手伝わない。手伝わせようとすると嫌な顔をする。ダラダラ適当にこなす。暇だと愚痴を言う。これさ、僕的にはキャンプの醍醐味そのものの否定なんですよ。だってさ、キャンプって面倒くさくて不便で時間がかかる。雨でも降りだしたらイヤだよねえ。でも、その嫌な事が起こった時も、予め備えができているか?できていないならどうやって頭を使って快適さを求めるか、もしくは楽しみを見出せるか。そういう所にこそキャンプの喜びがあると思うんですね。
でも、ヨータは自分の楽しい事以外はどうでもいいわけです。早い話、バンガローに泊まって全部人任せで焚き火遊びさえできればいい。そんな感じ。
これが分かって、今回僕はもう、愕然としてしまいました。
もともと僕は登山をやっていたので、キャンプというのはバックパッキングの延長で、どちらかというと究極的には孤独で求道精神を含んだ行為という認識なのだと思います。喧騒を離れ、自らと向き合う。世間からドロップアウトするある意味での不良行為。現実との乖離はありつつも、そんな理想がどこかにあるのだと思います。
だから二人で行っても、車で家族で行っても、キャンプでは常に苦楽を「共有したい」という思いがあります。でも、「共有したくない」人にとっては、僕のキャンプは求道的でありすぎるらしいんですね。つまり厳しすぎて面白くない。
何度か家族と衝突して、今回ついに分かってしまって、もうこれからは家族とキャンプに行くかどうか自体をじっくり考え直さないといけないなあ。と自分の求める道を押し付けていた事に対する忸怩たる思いを抱いております。
色々な価値観があっていいのは承知の上だけど、悪いがヨータの考えている薄っぺらいものは僕にしてみればキャンプでもなんでもない。本物は苦労しないと手に入らぬ。今までそれを教えようとしていたのに、結局何も届いていなかったし、これからも届きもしないであろうというひどい失望感。
どの親も経験するのかもしれませんが、こういった親と子の価値観の相違というのは、ひどく痛めつけられますね・・・
やっぱり僕は厳しすぎるのか。
ふ〜あ。
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たけ (土曜日, 06 5月 2017 10:46)
うちらは昨日丹沢に行ってきたよ。昔ハッシーに連れてってもらって楽勝だった記憶があったけど何故かキツかったよ。ヤビツから三ノ塔にいくルート。
はしもろ (土曜日, 06 5月 2017 13:48)
おたけ様
どーもどーもGW楽しんでいますか?
おたけ一家がハイキングするなんて思ってもみませんでしたよ。
でも、俺連れて行ってないぞ。たぶん他の誰かだと思うんだけど、最近記憶の欠落とか上書きとか誤認が起こり始めていて確かな事は言えませんが、ワシは丹沢には行っておらん。
でも、いい天気でよかったね。
今月末までギロッポンで展示があるので飲みに行こう!
たけ (日曜日, 07 5月 2017 09:19)
いやーハッシーが山頂で紅茶沸かした記憶がはっきりあるぞ。あれ?ご飯まだかいのぉー
はしもろ (日曜日, 07 5月 2017 10:38)
たけ様
え〜マジで?全く覚えてない・・・
ちょっとそこら辺直接確認しないと、今後自分の存在意義に関わるような気がしますので。まあ飲み行こって事で。