ヴィレッジバンガード

運動会の振り替え休日でヨータが休みだったので、幼稚園へカンボを送り出した後、三人で立川の「ららぽーと立川立飛」ヘ初めて行ってきました。

たまにね、こうやって上の子にも特別感を与えておかないといかんのです。子供の心はナイーブですからなあ。

 

僕は巨大なショッピングモールはあんまり興味がないのですが、嫁に付き合って眼鏡屋さんを見たりして、ヨータくんはヴィレッジバンガードでゲームの攻略本を立ち読みしていました。

 

ヴィレッジバンガード。

なんだか久しぶりに入りました。京都時代に北山や烏丸御池の新風館にあったのでよく行ったなあ。

あのお店が流行っていたのは、スタジオボイスなんかがまだ発行されている時代だったよね?なんて嫁と話していると、

「最近の漫画とかゲームのエロい感じとか暴力的な雰囲気がイヤ!」と言い始めました。

 

あれまあ。

サブカルっていうのはそもそも世間一般を唾棄するものなんじゃないですか!?あんだけサブカル大好きだった嫁がそんな事を言い出すなんて、君は知らない間にオトナになり、気付かないうちに体制側に回ってしまって、角度の付いたカルチャーや若い人達に今まさに攻撃されているっていう証拠じゃないの?

そう僕が答えると、洗い物をしていた嫁はハッとクワイガンしたようです。

 

君、スタジオボイス毎号買ってたよね。

若いって不幸せさ。

な?知らない間に失うのさ。

そして失ったスペースに君の幸せという常識のブロックがテトリスのように挿入されて、オトナになっている自分にいっかな気付きもしない。

いや、悪い事じゃない。むしろその方が健康的で正しい。

でも、それが今、君をヴィレッジバンガードじゃなくてブックオフに通わせる理由なのさ。