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昨夜、時計の事を調べていると、以前よく見ていたブログにたまたま辿り着きました。

関西方面でデザイナーをされている方のサイトで、近郊の骨董市へ出かけてはクラシックカメラや古時計のお買い物の報告をしているブログ。京都時代にでかけた東寺のガラクタ市もたまに登場して、懐かしく拝見していました。

でも、2012年以降は更新が止まっていて、以前も「どうしたのかなあ?」なんて思っていたのでした。

 

昨夜久しぶりに見ても更新はそのままでしたが、以前のように「あんなに良いものを安く買えていいなあ。」という気持ちがほとんど起こりませんでした。

最近は少し値が張っても、自分が気に入って使える状態のいいものを選ぶようにしているし、僕の中でカメラ趣味が終了したという事もあるかもしれません。

ひょっとするとブログ主さんも、家庭を持ったり、価値観や趣味の方向転換があったのかもしれません。

 

 

S型ニコン、コンタックスⅡA、バルナックライカ、バルナックキヤノン、ローライコード・・・今も飾り棚に陳列してあるクラシックカメラを眺めると、当時の自分の熱気を感じます。

もう使わないし、増えもしないだろうけど、未だにあの時の情熱を忘れられなくて、そのままにしてあります。

 

革ケースを開けた時のカビ臭い匂いに包まれた、輝く宝石のようなカメラやレンズ達。

 

でも、輝いていたのは自分の心だったんですね。

もうクラシックカメラには何も感じなくなってしまったけど、あの時、それはそれは楽しかった。

たとえ今は続いていなくとも、その時おおいに楽しんで、一瞬の心の輝きを大事にすればそれで十分だと最近は思っています。