昨日はブラブラしながら、お付き合いのあるデザイナーさんの陶芸の展覧会へ。
原宿で下車して、古着屋を覗いたりしながら六本木まで歩きました。デザイナー時代、メーカーに校正紙を届けるために、渋谷から六本木を抜けて芝大門まで社用車をマジでぶっ飛ばしていましたが、(一般道120キロ自殺行為。)歩いても案外近いんですね。
ギャラリーではご本人と少しお話をして、ひとつお猪口を買いました。
「かいこうだい」と仰っていて、何の事かと思っていたら、焼く時に釉薬が台にひっつかないよう、貝殻を置いて器を並べるらしいんですね。そうすると高台に貝の跡が付く。だから「貝高台」これが実に可愛らしいんです。そして、ご自身が生まれた土地の土を掘ってきて焼いているんだとか。こういう物語が楽しいですよね。
お茶を頂いて、さてこの後どうしよう?
もう夜の帳も降りてきて寒くなってきやがった。ああ、もう帰ろうかなあ。でも折角の休日だし、六本木ヒルズでも覗いていくべきじゃねえのか?などと逡巡していると、突如美味しいビールが飲みたくなりまして、銀座のビアホールに行くことに決めました。
古い古いビアホールのざわめきの中、一人ビールを飲みながら、皆の楽しそうな姿を眺めるのが僕は大好きです。
一杯飲んだその後は、銀座で働いているデザイナーのKと合流して、有楽町の慶楽で広東料理を食べて帰りました。
お土産は木村屋のアンパン4つ。
夜の銀座。古い友人。子供たちへの小さなおみやげ。そして買った可愛いお猪口でお酒を飲むワクワク感。
昨日は久しぶりに楽しかったな。
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