エコ工作の矛盾

夏休み最終日、ヨータは残りの宿題「エコ工作」に苦戦していました。

ペットボトルを連結してシャワーを作るから、やれカッターで切れだ、穴を開けろだと言いに来ます。

「もう!自分でできる工作にしなさい!だいたい、そんなもん作ってどうせ使わずゴミになるんだから、それのいったいどこがエコなんだよ!人間が何もしないことが一番エコなんだ!って先生に言っておきなさい!」と大人の理屈で跳ね除けたのですが、どうやらエコチャレンジの一環で、自分で工作をするって決めたらしいんですね。

 

ふう。

 

「まあ、じゃあ、牛乳パックで団扇でも作りなよ。まだ暑い日もあるかもしれないし、それなら学校でも使えるじゃん?」

ということで、結局2枚の牛乳パックをボンドでベッタリ貼り付けて、割り箸2膳を柄にして牛乳パック団扇が完成しました。でも、リサイクルに回す予定の牛乳パックと新品の割り箸を使って、やっぱエコ工作って全然エコじゃないとお父さんは思う。