俳句の仕事で久しぶりに歳時記を開きました。
パラパラめくって、夏の季語でボウフラを見つけた所、「孑孒」こんな漢字なのですよ。ちょっとへーでした。
学生時代に使っていた角川の歳時記なので編が古いのですが、今読むと説明がなんだかいい加減というか、乱暴というか・・・
例えば孑孒。
「蚊の幼虫。棒振りともいうように夏、池や溝、天水桶や手水鉢などの古くよどんだ水中で、棒を振る様な格好をして浮いたり沈んだりしている。驚かすと一斉に沈んでしまう。一週間ぐらいでさなぎになるという。」
最後の最後でおっとっと!
それと虫つながりですが、「紙魚」(よく本の間にいるキモいエビみたいなやつ。)を「下等な虫」と言い切っています。下等かどうかは角川編集部が決める事じゃないだろう!?みたいな。
まだまだ突っ込み所がありそうで、昔の人の差別的で偏見に満ちた歳時記を読み解くのは結構楽しいという事が新たな発見でした。
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