嫁が録画しておいてくれたNHK日曜美術館を再生しました。安西水丸特集。
正直な所、僕は水丸先生の仕事周辺を見る事に関してそれほど興味がありません。ギャラリーG8でやっていた回顧展も行きませんでした。それは、僕の中に存在してる彼の場所は確固たるものになっていて、これ以上足したくも引きたくもないからです。その必要すらない。
番組中、嵐山光三郎がパントーンの使い方を説明していましたが、あれは間違いで、本当は墨で線画を描いた上にアセテートフィルムを重ねて、フィルムの上にパントーンを貼付けていくのが彼の流儀です。そうすると、時間が経ってパントーンの糊が縮んで絵がダメになる事もないのだそうです。間違ったらやり直せるしね。
絵本も紹介されていましたが、僕が童美連に入りたてだった頃に水丸先生と話した事があり、「これから絵本もやっていきたい。」と話した所、「僕は絵本はあまり好きじゃない。やっぱり僕はイラストレーションだよ。」と言われて、当時イラストレーションの時代性に若干失望していた僕としては意外な返答でした。(でも、今だったら分かる気がする)
そして出演していたユーミンには悪いけど、
「僕はユーミンの不倫相手を知っているよ。」と酔って笑う水丸先生を思い出しました。
まさか自分の事じゃないと思うけど??
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