片方の重登山靴にワックスを入れました。
左がワックス&ブラッシング後。ちょっと分かりにくいのですが、バゲットみたいな旨そうな色になりました。ただ、よく見ると最初からワックスが塗ってあったらしく、右側も何も塗らずにタワシで磨いてみたら少しツヤが出ました。
こういった裏出し革の山靴のブラッシングは亀ノ子タワシを使うのですが、結構力を入れないとツヤが出ないので、僕は横着してファンヒーターの前でワックスを柔らかくしつつ、普通の靴磨き用のブラシで仕上げました。(たぶん、摩擦熱でワックスを溶かしながら革に浸透させているんだと思います。)
そういえば、ワンゲルの部室にも使い古した亀ノ子タワシが幾つも転がっていたな。
しかし、裏出し革にワックス(当時は蜜蝋でしょう)を塗る事を考えた人は凄いなあと思います。これなら、傷がついても新たにワックスを塗り込めば分からなくなるし、裏出し革なのでワックスの乗りもいい。たぶんワイマール時代のドイツ軍あたりで考案されていそうな気もしますが、今はほとんど価値もない古の方式を実践してみる事は、僕にとっては多いに意義ある事の様な気がします。
そうそう、僕は革のカバンの仕上げに、家具用の蜜蝋を薄く塗ったりしますよ。ツヤも出るし、水も弾きます。
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