打ち合わせの後、
スタイリストのSさんと話しながら帰りました。
スタイリストって、僕はどうやってなるのか皆目見当がつかなかったので、
興味深く色々とお聞きしました。
現在Sさんは映像系のお仕事が多いらしく、
以前は大林宣彦監督作品「ふたり」のスタイリストをされた事もあるそうです。
その時は衣装部も付かず、予算も時間もなくて、
エキストラの分まで一人で全ての衣装、
小道具を揃えなくてはならなくて、
本当に大変だったのだそうです。
「でも、今もってその作品を超える仕事は思いつかない。
だからこそ、今もこうやってスタイリストを続けているのかもしれないわ。」
そう仰っていました。
その言葉には、プロフェッショナルの厳しさ、誇り、
そして幾ばくかの哀切を感じ、橋本は甚く感じ入りました。
帰ってきてから嫁にその事を話した所、
「それ、わたしの神映画だから!」と興奮ぎみ。
夫を介してではあるにせよ、
まさか自分の大好きな映画に関わった人に
繋がるとは思わなかったとの事です。
そりゃよかった。
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竹 (木曜日, 13 11月 2014 12:09)
俺も高校生の時に中島朋子が観たくて授業さぼって「ふたり」の劇場挨拶に行ったよ。大林監督が上下白のスーツ姿だったよ。
yutaka-hashimoto (木曜日, 13 11月 2014 15:00)
御竹さん
そうでしたか。よっちゃんは当時中2だったそうで、
小説のカバーが大島弓子ってのも、
彼女の少女趣味にドンピシャらしいです。
白のスーツ。罰ゲームじゃね??