抱きぐせに関する考察

ここ一周間ぐらい、カンちゃんの抱っこ泣きが凄い。

ちょっと疲れてきました・・・

 

ところで、育児をしていると「抱きぐせ」ってよく聞きますね。

僕の母の世代ぐらいだと、「あまり抱っこすると抱きぐせが付くから」

なんて言われて、赤ちゃんが泣いていても、すぐに抱っこするなみたいに言われます。

でも、僕は「抱きぐせ」という現象はないと思っています。

実際、「もっともっと抱っこしてあげなさい」と書いてある育児書もありますし、

考えてみれば、赤ちゃんだって人なんですから、

抱っこされたいのは当たり前ですよね。

 

では、なんで「抱きぐせ」という言葉があるのか?

僕は、日本の封建的な男社会から

女性を守るために生まれた知恵なんじゃないか?と思うのです。

 

「抱きぐせ」という悪い習慣を喚起させる言葉を与える事によって、

泣いている赤ちゃんを「抱きぐせが付くから・・・」と

放っておくことが社会から容認される。

そして母親は泣いている赤ちゃんに対して、

後ろめたさもなく、少し楽ができる。

封建的な社会で、少しでも女性を守るために自然発生的に生まれた、

日本独特の文化なんじゃなかろうか。

そう思えてなりません。

 

妊娠出産に関しては、結構おどろおどろしい言葉が使われる事が多いです。

切迫流産とか悪露(おろ)とか産褥(さんじょく)とか・・・

これらの言葉を聞くと、

「あー、もういいからいいから!寝ていなさい!」って言いたくなります。

僕はここら辺の言葉も、男を怖がらせるために、

巧妙に設計されているんじゃないかと思っています。

 

橋本は「抱きぐせ」なんて言葉が使われない社会こそが

健全であると強く思うと共に、

今まで日本女性を守ってきた「抱きぐせ文化」の本当の意味に

気付けなかった日本の男達ってバカだなあ。と思う訳ですワ。